2023年までの現行NISA(一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA)は2024年1月以降
新規投資できなくなります😱
新NISAと旧NISAは別枠で、非常に貴重な枠。現行NISAの枠を使い切りたいと考えてる人は多いはず!👀
しかし、設定をミスってしまっていたり、ギリギリまで行動をしなかったりで、
「NISA枠を使いきれなかった…😭」という失敗をする人が絶対に現れます。
今回は現行NISAを使い切るための注意点を解説します💡
NISA枠ってどのタイミングで使用する?
「受渡日」にNISA枠を使用する
結論。NISA枠は、株式や投資信託などの「受渡日」に使用します。
「受渡日」という言葉がキーになりますので、覚えておいてください!
▼そもそも「投資信託」とは?
「申込日」「約定日」「受渡日」とは?
「受渡日」の他に、「申込日」と「約定日」というものがあります。
簡単にこの言葉の違いを解説します!
「申込日」とは?=注文日!
「株式や投資信託を買う」「株式や投資信託を売る」ことを「注文する日」です。
SBI証券や楽天証券は基本的には当日の注文の締切を15:00としています。
ファンドの休業日に注文された申込については、休場日明けの営業日が受付日となります。
※ファンドの休業日とは、祝休日等による、海外市場の休業に伴う買付・売却の申込ができない日のこと。
「約定日」とは?=取引の成立日!
買う注文・売る注文が「成立した日」のことです。
投資信託では、約定日の基準価額によって、買える口数や売った時の金額が計算されます。
国内の資産を投資対象としているものであれば、申込日と約定日は同一になり、海外の資産を投資対象に含む場合は、約定日が1日後になります。
・株は売りたい人がいなければ買えない(約定しない)
・株は買いたい人がいなければ売れない(約定しない)
のです。大きな不祥事が見つかった会社などは、売りたくても売るのに時間がかかる場合もあります。(投資信託ではこの心配はほぼありません。)
例えば国内の株式に投資をするeMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は申込日と約定日は同じ日になり、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)やeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は申込日の翌営業日が約定日となります。
「受渡日」とは?=商品をGETする日✨
「買う注文」の場合は、株式や投資信託をゲットする日。
「売る注文」の場合は、株式や投資信託を売却した代金が入金される日。
NISA枠は「受渡日(株や投資信託の口数をゲットする日)」に使用されます!
【重要⚠️】
「申込日」が12月中に間に合っても
「受渡日」が12月の最終営業日までに
間に合わなければ…
「今年のNISA枠で買えなかった..😭」
ということになります。
投資信託の受渡日までの日数はファンド次第
投資信託の「申込日」から「受渡日」までの日数は、ファンドによって異なります。
どこで確認できるか、実際の画面を使って解説します!
SBI証券の「受渡日」確認方法
※本画面はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。
個別ファンドの
「銘柄詳細」
→「基本情報」
「詳細」の欄
SBI証券でeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を購入する場合
申込日の翌営業日が約定日
(この日の基準価額で買える口数が決まる)
約定日から3営業日後が受渡日
となります。
▼基準価額って何??
楽天証券の「受渡日」確認方法
※本画面はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)です。
個別ファンドの
「ファンド詳細」
→「手数料・詳細」
楽天証券でeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を購入する場合、申込日の翌営業日が約定日(この日の基準価額で買える口数が決まる)で、申込日から起算して5営業日目が受渡日となります。
ちなみに、言い方が違うだけで、SBI証券でも楽天証券でも申込日が同じであれば約定日と受渡日は同じです。
例年の最終営業日は12月30日ですが、今年は12月30日が土曜日のため、12月29日が最終営業日となります!
さらに、12月25日はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のファンド休業日ですので、12月25日を積立日にしてしまうと、申込日が12月26日となり、受渡日が年内に間に合わないことになります。
つまり、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を年内のNISA枠を使用して買付するためには、12月22日までを積立日にしないといけないということになります。
万が一のことがあるので、ギリギリを狙うのはやめましょう!
余裕を持って20日までを積立日に設定することをオススメします。
自分が買う予定のファンドの「申込日」から「受渡日」までのスケジュール、ファンド休業日を事前に確認しておきましょう。
ケース① SBI証券でつみたてNISAの枠を、12月のみの買付で使い切る場合
先にポイントをまとめると…
積立買付、現金決済、旧つみたてNISA、ボーナス月設定を活用、申込設定日は遅くても20日まで。
大前提として、つみたてNISAは「金額指定買付」や「口数指定買付」といった1度限りの買付はできません。「積立買付」から積立設定を行います。
そして、クレカ決済による12月分の積立は11月上旬に締め切られています。よって、
ー【重要】ーーーーーー
「現金決済で、
受渡日が年内で
積立買付を設定」します。
ーーーーーーーーーーーー
現金決済は申込日の前日までに証券口座に入金をしていないといけないので注意しておきましょう!
▼入金方法はこちら
本来、つみたてNISAは毎月積立で投資するもので、年間40万円という上限があるため、積立金額は33,333円が上限となっています。
しかし、それでは年の途中から始めた人が40万円を使いきれないため、別枠でボーナス月設定を行うことで40万円を使い切れるようになっています。
積立設定の例
決済方法・・・・・現金
預り区分・・・・・旧つみたてNISA
【コース設定】
コース・・・・・・毎月
申込設定日・・・・15日
積立金額・・・・・33,333円
【ボーナス月コース】
積立金額・・・・・366,667円
ボーナス月1・・・毎年12月15日
設定確認画面で「次の発注予定日」が年内になっていることを確認しましょう!
ケース② 楽天証券でつみたてNISAの枠を、12月のみの買付で使い切る場合
先にポイントをまとめると…
積立買付、証券口座引落、増額設定を活用、積立指定日は遅くても20日まで。
楽天証券も、SBI証券と同様、クレカ決済による12月分の積立は11月12日に締め切られています。よって…
ー【重要】ーーーーーー
「証券口座引落(現金決済)で、
受渡日が年内になるように
積立買付を設定」します。
ーーーーーーーーーーーー
楽天証券も月の積立金額の上限は33,333円です。
年の途中から40万円を使い切る場合は、「増額設定」を活用することになります。
【注意⚠️】
楽天証券の「増額設定」は、設定した年のみ有効であり、翌年からは自動で解除されるため、積立設定を変えない限り、翌年からは増額設定金額を除いた、基本積立金額のみ買付を続けます。
積立設定の例
引落方法・・・・・証券口座
積立タイミング・・毎月
積立指定日・・・・毎月15日
積立金額・・・・・33,333円
増額の設定・・・・設定する
増額金額・・・・・366,667円
「初回買付日」が年内になっていることを確認しよう!
まとめ
・NISA枠は「受渡日」に消費される
・受渡日までの日数はファンドによって異なる(ファンド休業日にも注意!)
・年内のNISA枠で買付したい場合は、受渡日を最終営業日までに(2023年は12月29日)
・SBI証券で、12月だけでつみたてNISAの40万円の枠を使い切りたい場合、現金決済 / ボーナス月設定 / 申込設定日20日まで
・楽天証券で、12月だけでつみたてNISAの40万円の枠を使い切りたい場合、証券口座引落 / 増額設定 / 積立指定日20日まで
少し理解が難しいかもしれませんが、20日までにNISAの注文を済ませておけば問題なく年内に積み立てられるでしょう。
なるべく早く、注文しておきましょう🔥
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
(おわり)
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