『証券口座は手数料が安いSBI証券・楽天証券がオススメ!』
と聞くけど、手数料っていつかかるの??
そう思ったことはありませんか?👀
投資信託には大きく分けて3種類の手数料があります。
- 買う時
- 保有中(信託報酬)
- 売る時
買う時と売る時については、手数料がかからないファンドが主流になってきています。
そこで今回は、投資信託を保有中に必ずかかる「信託報酬」という手数料についてわかりやすく解説します。
「信託報酬っていつ、どうやって支払うの?」
本記事ではそんな疑問を解決します!✨パート1の基準価額と併せて理解することで、より投資信託に詳しくなれます!
【購入・売却時の手数料について】
買う時の手数料(購入時手数料)があるファンドは、販売している金融機関ごとに手数料が設定されています。例えば「同じAファンド100万円分を◯◯銀行で買うと33,000円、△△銀行で買うと22,000円、××証券で買うと無料」といったイメージです。
窓口のある金融機関で購入時手数料がかかるファンドのほとんどを、SBI証券や楽天証券では無料で買えます!そういった意味でもSBI証券と楽天証券はオススメです!
信託報酬ってどんな手数料?
「信託報酬」は管理・運用のための経費。
そもそも投資信託とは、私たちからお金を集め、代わりに運用をしてくれる金融商品。
もちろんタダで運用してもらえるわけではなく、投資信託を管理・運用してもらうための経費である「信託報酬」を支払うことになります。
投資信託を保有している間は、運用のプラス・マイナスに関わらず毎日負担することとなります。
「信託報酬」の支払い先
信託報酬は運営に関わる、①販売会社、②委託(運用)会社、③受託会社の3箇所に支払われます。
僕はいつも「株の福袋」と例えているので、それに合わせて考えてみましょう。
①販売会社。証券会社や銀行など、商品を販売する企業。
例:SBI証券、楽天証券、郵便局など。
福袋で例えるなら…百貨店の出展料。
商品そのものを作った人ではなく、販売した企業にお金が入ります。
②委託(運用)会社。運用を指図する会社。
法律上、投資家の資産を持つことができません。あくまでどこに投資をするか指図をするだけ。
例:三菱UFJアセットマネジメント株式会社、レオス・キャピタルワークス株式会社など。
福袋で例えるなら…中身を決める企画班。
実際に梱包する人はまた別です。
③受託会社。実際に運用する会社。
運用は委託会社の指示に従う。
例:三菱UFJ信託銀行株式会社など。
福袋で例えるなら…工場で商品を詰め込む人。
お客様のお金を使ってポチポチ商品を購入してくれます。
信託報酬はいつ引かれる?どうやって引かれる?
結論。
いつ?=毎日。
どうやって?=ファンドの資産から支払われる。
つまり、投資信託を買うお金に追加で支払う必要はありません。
毎日、ファンドの資産から支払われる=「日々の基準価額に反映される」ことになります。
「どのように反映されるのか?」
基準価額の記事でも紹介した、基準価額の算出方法をおさらいしましょう。
基準価額は、ファンドで運用されている資産の総額(純資産総額)を、全員が持っている口数(総口数)で割ることで算出されます。
基準価額は1日に1回算出されていますが、株や債券といった資産の評価だけでなく、信託報酬の日割り分が純資産総額から引かれることも基準価額の算出に反映されます。
分子の純資産総額から引かれる=基準価額の下がる要因=私たちのリターンに反映され、間接的に負担したことになる。
ということです。
信託報酬が1%違うとどれくらい変わる?
信託報酬は日々の基準価額に反映されるため、信託報酬以外の運用によるリターンが同じ「信託報酬が高いAファンド」と「信託報酬が安いBファンド」があれば、「信託報酬が安いBファンド」の方が基準価額の上昇率は高くなります。
この例では「信託報酬を引く前のリターンが年率4.5%」というのは同じで、信託報酬が1.5%と2.5%の2つのファンドがあるとします。それぞれ同じタイミングで100万円を投資し、20年保有した場合の信託報酬による差は、約33万円になります。グラフを見てもわかるように、長期運用になればなるほど、その差は広がっていきます。
よくある疑問②「信託報酬が安い」の目安は?
結論、投資先による。
インデックスファンドとアクティブファンド
投資信託は大きく分けて2つの種類があります。
運用の方法によってインデックスファンドとアクティブファンドに分かれます。
★インデックスファンド
「日経平均株価」「S&P500」などといった指数に連動することをめざして運用される投資信託のことを言います。
★アクティブファンド
指数以上のリターンを目指します。指数以上のリターンを目指すために、成長しそうな企業を厳選するための調査・分析などの費用が多くかかることになり、信託報酬が高くなる傾向にあります。
インデックスファンドは、指数に連動するように機械的に運用ができるため、コストを抑えることができ、一般的にアクティブファンドと比べて信託報酬が低くなります。
インデックスファンドは「信託報酬0.2%以下」を目安にしよう!
インデックスファンドの信託報酬は時代の流れとともに、値下げ競争によって低下しています。
一昔前はインデックスファンドの信託報酬が0.6%〜0.8%のものが主流でしたが、今では0.2%以下が主流です。
投資をする私たちに有利な環境になってきています。
信託報酬が安くて人気のシリーズ
信託報酬が低く抑えられている人気のシリーズを紹介します。
三菱UFJアセットマネジメントの低コストインデックスファンドシリーズである
「eMAXIS Slim(イーマクシススリム)シリーズ」です。
現在の日本において、最も王道の投資信託シリーズでしょう。
eMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」としています。
その言葉通り、これまでに他社がより低い信託報酬のファンドを設定すれば、追随するように信託報酬を下げてきた実績があります。これは長期運用をしていく上で、本当にありがたいことです。安心して運用を続けられることから、多くの人が購入しており、純資産総額は増え続けています。
このシリーズを選べば「信託報酬が高い」という罠にハマることはないと言って良いでしょう。
SBI証券と楽天証券では、このeMAXIS Slimシリーズの全14ファンドを販売しています。
その他にも最近では、楽天・たわらノーロード・SBIアセマネの商品も手数料最安を争っており、良い選択肢だと思います。
【まとめ】信託報酬は投資信託の手数料!いつ引かれるかと言うと…
今回の内容を最後にまとめます。
・信託報酬は管理・運用のための経費
・信託報酬は日々の基準価額に反映されることで間接的に負担している
・信託報酬0.2%以下を目安にしよう!
・eMAXIS Slimシリーズは信託報酬が安い人気のシリーズ
長期投資において、無駄なコストを削減するのは重要です。よく考えずに商品選びをして、NISAを始めた方はぜひ「信託報酬」をチェックしてみてください。投資信託の商品名を検索すると出てくる、交付目論見書からチェックできます👀
次回のブログでは投資信託のきほん③として「分配金」について解説いたします。ブログの更新を見逃したくない方はぜひ以下のオープンチャットにご参加ください。
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最後までご覧いただきありがとうございました。コストを意識して、最適な資産形成をしていきましょう。
(おわり)
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