「NISAを始めたいけど、もしもの時が心配。」
「自分が亡くなったらNISAはどうなる?」
未来のために資産形成をしたいけど、もしもの事が心配…
どんな人にも訪れる「死」という出来事。そんな際にNISAはどうなるのか?心配を無くすために記事を書きました。ぜひ最後までご覧ください。
相続の話の前に。そもそも新NISAとは?
投資で出た利益に対して税金がかからない制度。
ここがまだ理解できていない方は、以下の記事をご覧ください。
新NISAの相続で知っておくべきこと
おそらく、皆さまが気になっているのは
「税金がどうなるか」でしょう。
結論、亡くなるまでの分は、税金がかかりません。
🔻国税庁の資料
もう少し具体的に言うと、亡くなったその日の終値で相続人の特定口座・一般口座に移管されます。
配当金や分配金に関しても同様で、亡くなった日以降に受け取ったものは課税、それまでのものは非課税です。
新NISAの相続、具体的な手続き
→結論、「非課税口座開設者死亡届出書」を金融機関(亡くなった方がNISA口座を持っていた会社)に提出。
具体的な手続きは証券口座によって異なります。
被相続人が使っていた証券会社に問い合わせてみましょう。
・SBI証券の相続サイト
・楽天証券の相続サイト
NISAを相続人が引き継ぐ際の取得価額=相続発生時の時価
一般的な相続では、株式等の取得日・取得価額は、亡くなった方が取得した際の価額が引き継がれます。
🔻投資信託の価額についてはコチラ
ただし、NISA口座から受入れた株式等の取得日は相続発生日となり、取得価額は相続発生日の時価となります。
一度売って、相続を受ける人が新たにこれらの株式等を購入した形となります。
【新NISA以外も同様】上場株式等の相続税評価額の計算方法
上場株式等の相続税評価額は、以下4つの価格のなかから最も低い金額を選択することができます。
- 相続開始日(亡くなった日)の終値
- 相続開始日の当月の終値の月平均額
- 相続開始日の前月の終値の月平均額
- 相続開始日の前々月の終値の月平均額
基準価額と相続評価額は違う。ややこしいですね😭
【結論】NISAは亡くなるまで非課税。相続されるので安心して始めよう。
この記事を読んでいる方は「NISA気になるけど相続されるのか不安…」と言う方が多いかと思います。
ご安心ください。課税口座には移管されますがキチンと相続されます。
当然ですが、人はいつ亡くなるか分かりません。相続人様に負担を掛けないために重要なのは「どこでNISAをしているのか」をしっかりと遺言などで残しておくことでしょう。金融機関が分かれば、手続きはスムーズに行えます。
しっかりと準備をしたうえで、安心してNISAをはじめていきましょう!
今回はTikTok仲間でもある梅さんに記事を監修して頂きました。誠にありがとうございました!
相続に関するコラムやTikTokで発信していますので、ぜひ梅さんのサイトも覗きに行ってみてください✨
🔻あいりん司法書士事務所のサイト
(おわり)