こんにちは。てるぞうです。
税理士受験生としては「光希(こうき)」として本名で発信しています。
・1999年6月21日生まれの25歳
・群馬県出身で埼玉大学卒
・代々木上原の税理士法人に勤務
(試験が終わるまで午後勤務、7月~試験は週1出勤)
・本業はインフルエンサー(総フォロワー15万人)
・R6に簿財を初受験(武蔵大学)
・R7は消費を受験予定
おおまかな受験開始から今までの流れを前編でブログで書きましたが…
もっと詳しく、予備校や教材についてレビューしたいと思ったので、本記事では深堀り記事として続編の立ち位置で公開いたします。
まずは上記のブログを読んで頂けると、前提条件が分かって、より本記事を楽しめると思います。
コチラの記事は合格体験記ではありません。本記事の価値が出るのは、実際の合格通知が来てからです。
あくまで「今の気持ちを忘れないための備忘録」として、エンタメ的にお楽しみください。
合格した際には本記事を再度拡散いたしますので、今は読まないという判断をして頂いて、ブラウザバックして頂いてもOKです。
自己採点の現状(おそらくW合格🌸)
11月の合格までは、確実に受かった訳ではないのですが、80-90%くらいの確率でどちらも合格したかなと思っています。合格したらまた追記しますね。
あくまで、記憶が新鮮なうちの備忘録記事として読んで頂ければ幸いです。合格してから記事を書くのだと、記憶が薄れてしまうと思ったので、今(試験5日後)書いています。
予備校について
これから勉強を始める人や、再学習をする人は予備校に悩む人も多いと思います。僕の分かる範囲で、情報を書き連ねます。
結論を言うと、簿財はどの予備校でも、独学でも、合格は可能だと思いますが…
必要な勉強時間が変わるとは思います。
結局は「合う」「合わない」が大切だと思うので、ぜひ気になった予備校にはお問合せをしてみてください。時期によっては、無料で授業を体験できる場合もあります。
独学はどうなのか?
一応、僕は11月~2月は独学で簿財にチャレンジしていました。
しかし…
不安過ぎて辞めました。メリットとデメリットをまとめます。
★独学のメリット
・お金がかからない
・受かったらかっこいい
★独学のデメリット
・重要度が分からない
・質問ができない
・勉強仲間ができない
正直、お金がかからない点以外、まともな独学のメリットは無いです。
お金面をどうにか工面して、予備校に通う方が無難でしょう。
お金を工面する方法
・親に借りる
・働く
・株主優待などの割引制度を使う
・教育訓練給付金を使う
【教育訓練給付金とは?】
社会人として一定の期間、雇用保険に入っていれば、講座費用の一部を国が負担してくれる制度。
3年に1度しか使えないので、使うタイミングには注意⚠️
TACはどうなのか?
僕が税理士試験を始める前に、5人くらい知人の税理士さんに聞いたところ「予備校は大原かTACのどっちかに行け。どっちでも良い。」という意見で満場一致でした。
「メリット=デメリット」です。ある人にとってはメリットでも、ある人にとってはデメリットかもしれません。結局、合うか合わないかなので、自分に合いそうな予備校を選んでください。
僕が3月から8月の本番まで通っていたメイン予備校。速習コースと言う1月開始で合格を目指すコースに通っていました。(授業は各科目、週2程度)
結論を言うと、初学者にはかなりオススメです。
大原とTACが比較される事が多いので、その点についても触れていきます。
★TACの特徴
・講師陣に素敵な人が多い
講師について、詳しくは後述しますが、良い人が多かったです!✨
Xをやっている人も多いので、そちらを参考にしても良いかもしれません。
・講座の振り替えができるので、合う講師から授業を受けられる
色んな先生の授業を受けて試したうえでメインの先生を決められます。これは大原だとできないと聞いたのですが、答練期には他の教室で答練を受けて、答練慣れを防ぎ、本番対策するのもオススメ。
・授業の後に講師に質問できる
これはオフラインの予備校の共通点ですね。TACは先生も熱心な方が多く、授業の後も「残ってるから聞いてね~~」と言う方が多かったです。どこまで給料が発生しているのか分かりませんが、皆やさしいなあと思っていました。
・自習室を使う自由度はかなり高い
大原と違い、予約不要です✨
悪く言えば土日は混みますが、フラッと寄れるのは便利でした。
・(オンライン)収録用の授業をしてくれる
大原は実際の授業をライブ形式で撮影する感じ。好みによりますが、僕は収録型がけっこう気に入っていました。
・講師によって教え方に差がある
※「ここは点を取るべき!」の場所も人やコースによって違う。大原は全部が一緒。
→この点は、メリットでもデメリットでもあるかなと思っています。速習コースの場合、確実に点を取らないといけない部分が分かるのはありがたい。
・オンラインでのサポートでは時差がある
オンラインをメインで受けていた方は分かると思いますが、「即レス」と言う感じではないです。
・やや丸暗記に偏った勉強になってしまう(財表の理論)
講義1周で内容理解や知識のつながりを感じる事は、ほとんどの人にとって難しいです。
自力で頑張れないと理論の繋がりまでは理解できないでしょう。
僕が速習コースだったから、講義で深掘りの時間が無かっただけかもしれません…
大原はどう?
こちらは実際に通っていないので、そこはご了承ください。
大原の受験生友達も多数いたので、ある程度は信ぴょう性があると思いますが、あくまで参考程度に。
🔻情報交換するオフ会もたまにやります
★大原の特徴
・網羅的に教えてくれる
→TACの答練(直前期の模試みたいなやつ)では、難しめの論点はあまり出題されませんが、大原のプレ模試や直前対策模擬試験では、やや難易度の高い論点まで出題されます。要点を絞る観点では微妙ですが、よく言えば網羅的です。
例:満期保有目的の債券の振当処理の為替予約、五伝票制
↑上記どちらもTACの答練では出ませんでしたが、大原の問題では出ました。
・講師による教え方の差が少ない
TACの部分でも書きましたが、「ここを解くべき!」といった部分の差がどの先生でも変わりません。
TACとの大きな差だと思います。講師による差が大きいTACでは、自分に合った講師を見つけられるとアドバンテージになります!!
・時間の達人シリーズが便利(大原生から実際にDMを頂きました)
1回の講義を1時間にまとめた授業形態があるので、時間を有効活用できる。
忙しい主婦や仕事と並行の方には便利。
オプション機能なので追加料金はかかります。
・自習室が予約制
混まないけど、予約が面倒!
・テキストが切り離し式
テキストがバラバラになり、管理が大変…
うまく分けて管理したい人にとってはメリットにもなる可能性があります。
・テキストをスマホで確認したい時に、都度マイページにログインしなければならない
・本校にかっこいい銅像がある
スタディングはどう?
こちらもメイン講座は受けていないので、実際に受けた友人の声を中心に作成しています。
ネット上の口コミだと一番人気のスタディング。GoogleでもYouTubeでも、妙にスタディングを勧めている人が多いです。
実際の税理士受験生はほとんど大原かTACなのに、なぜネット上だとスタディングを使っている人が多いのでしょうか?
結論、理由はアフィリエイト(成果報酬型広告)だと思います。
ブログに貼られたリンクを経由して入塾すると、紹介者に10~15%ほどのバックが入ります。大原やTACをネット上で紹介しても紹介者にメリットはありませんが、スタディングだけは紹介者が儲かるんですよね💰
僕はアフィリエイトで月200万円くらい稼いでいた事があるので、その分野はまあまあ詳しいですが、スタディング以外はほぼ無いです。あったとしても単価が低い。
このことから、ネット上の口コミにはやや偏りがある事は踏まえた方が良いでしょう。
★スタディングの特徴
・とにかく安い
簿財はスタディングで合格してる人もある程度はいる様なので、選択肢としてはありだと思います。
・インプットは問題なし、アウトプットが微妙?
答練にあたるものを会場で受けられないので、試験形式に慣れられないのはデメリットでしょう。僕はTACの色々な校舎で答練を受けて、慣れない会場で力を発揮する練習をしていました。
・不安になりやすい
人はどうしても王道ではない選択肢だと不安になります。スタディングで戦うのであれば、Xを活用して情報収集をすると良さそうです。
・答練でどこを優先して解くかの情報が無い
ランク付けに当たるものが無いとの事です。TACの外販を買い、そこで重要部分を把握する形で進めていた友人もいました。
・AI問題機能が良さそう
問題をアプリで隙間時間に解ける機能が便利そう。
スタディングで簿財ダブルでボーダー超えの友人から話を聞きました。(n=1ですので、参考程度に。)
結論「スタディングだけで合格するのは無理」だそうです。笑
「とにかくスタディングだと演習量が足りない。問題が簡単すぎる。」
「TACの外販などを購入し、そこでどの論点が重要かを把握しながら進めていた。」
とのことでした。
かえるの簿記論・財務諸表論はどう?
財務諸表論のオプション講座のみ受講しました。
Xをやっている方だとご存じの方も多いかもしれませんが、オンライン授業+個別塾タイプの予備校。大手予備校で人気No.1だった経験のあるかえる先生が教えてくれます。
結論を言うと、オンラインで資格勉強したい人には一番オススメです。理由は後述します。
★かえるの簿記論・財務諸表論の特徴
・レスが本当に早い
収録中などの例外を除き、基本的には2時間以内に返信が来ます。僕の場合は2時間以内どころか1時間以内くらいに帰ってきていました。
・「攻略」ではなく「本質的」に教えてくれる
ここで得た知識は一生物になるな、と思いました。日経平均株価などなど、実際の社会背景なども踏まえ、財務諸表論の理論を教えてくれました。 時代が変わっても残る本質的な知識を得られました。
ある意味、大手予備校と逆のスタイル。逆に言えば、要点だけ丸暗記して資格を取る事だけが目的だと向かないかも。
・初学者向けである
これは経験者にとってはデメリットかもしれませんが、基礎からじっくりと教えてくれます。
・個別具体の対応をしてくれる
まさに寺子屋。Xで積極的に投稿している場合、それも見て性格分析してくれるかもしれません。
この後にもメールの文章は続くのですが、このくらいにしておきます。笑
このメールで僕の税理士試験の結果が変わったと言っても過言ではないと思っています。
僕の成績は6月くらいまでグーーーっと伸び、その後しばらく停滞していましたが、このメールのやり取りを経て、一気に点数が上がりました。
受講したのは財務諸表論だったのですが、僕の問題点は精神面だったため、簿記論の点数も上がりました。
この部分が、個人的にかえる先生を激推ししている理由です。点数が上がらない理由は、知識や実力ではなく、性格やメンタルにある場合もあります。そこを見抜く力が、かえる先生にはあると感じました🐸
・オフライン会場が無い
スタディングと同様に、オンラインのみなので教室で授業を受けたい人や、予備校の自習室で勉強をしたい人には微妙かも。
スタディングでも述べましたが、答練を会場で受けられないのは本番慣れの観点から微妙だと思うので、他校の模試や答練は積極的に受けた方が良いでしょう。
教材について
前提として、基礎知識を身に着けるのはどこのテキストでも良いと思います。僕はTACのテキストを軸に勉強しました。
そして、以下の教材は自校のテキストを消化しきれないなら買うべきではありません。まずは自分が通っている予備校のテキストや答練でしっかり合格ラインにしてください。そちらの方が合格可能性が高まると思います。(まだ自分も受かったか分からないけど、、、、)
ここからは追加で買って良かったものを紹介します。テキストや答練を消化した方はここまで網羅できるとより盤石になるでしょう。
各校の模試
僕はTAC生なのですが、大原とLECの模試も受けました。
【大原】
→棚卸基準における取得原価基準
【LEC】
→時価基準の「出口価格」の選択問題(入口価格✖)
この2つが本試験で出題されました。模試はただ受けるだけではなく、復習も大切でしたね。
税理士試験 簿記論 直前予想問題集(会計人コースBOOKS)
おそらく来年以降は表紙など変わると思いますが、このシリーズは簿財ともにオススメ。
R6年の場合…
【簿記論】
→200%定率法を瑞穂会が当ててました。
【財務諸表論】
→比較可能性が達成されるための要件(概念フレームワークの深堀りの問題)をCPA会計学院が当てていました。
4回分とも解いて理解していれば、簿財ともに3点ほど上がっていたと言う事になります。
この本で提示されている各校のボーダーラインは高すぎると思うので、
下回っても気にしすぎないようにしましょうw
かえるの財務諸表論オプション講座
これは予備校の部分ともかぶりますが、大手予備校に通っている方もぜひ受けて欲しい講座です。
【財務諸表論】
→「社債発行差金」が出ました。
↑すごく詳しく講義でやった訳ではないのですが、昔は繰延資産だったという事実を知っていただけで今年の試験ではアドバンテージだったと思います。
この講座は「当てる」と言うよりも、予備校で学んだ点の知識を線に繋げてくれる講座です。全ての論点を学んだあとに総論を学ぶことで、個別論点ができた理由が分かります。
例:
リース基準が改正されるのは…資産負債アプローチに少しずつ時代が変わってきているから。
動態論の時代の資産は「所有権」が大切。
資産負債アプローチの時代の資産は「支配」が大切。
~過去の取引又は事象の結果として
報告主体が支配している経済的資源~
ラストスパート模試
今年はヤマ当てにはなりませんでしたが…
クリーンサープラス関係や資産の消滅に関して論点を横断的に渡る問題が掲載されていました(財務諸表論)
キレイな問題で、解いていて重要知識の確認ができた様に感じます。
王道の問題が出た時には、より効果を発揮したのかな…という感想でした。
ラストスパート模試は本番と同じ冊子形式なのが推しポイント。予備校の答練が終わった後の時期に、本番形式で問題を解ける。僕はラスト2週間くらいで実際の本試験と同じ時間で解いていました。
難易度はまちまち。今年は第3回は簡単でしたが、第2回は難しかったです(簿記論)
🔻第3回
(Xで見る人はだいたいボーダー超えてた)
🔻第2回
(大問2が激ムズでした)
また、この本の執筆者でもある暮木先生はXでも活発で、毎日、財務諸表論の理論を出題してくれています。僕も何度かリプでやり取りをさせて頂きましたが、いつも丁寧に解説して下さいました。無料でここまで優しいのが不安なくらいでした…すごい。
つながる会計理論は僕は買えていないのですが、Xでは評判が良さそうでした。ちょっと気になってます。購入しようか悩み中。👇
有料note
4つ買いました。予想系は、半分エンタメとして読んでたので買わなくてOKです。ただ、瑞穂会がベタベタに去年の理論を当てていたのは凄いなと思いましたw
個人的にはmiyaさんのnoteが一番購入して良かったです。僕もこの形式の動画を取ろうかと思いましたが、まだ合格してないし、合格発表まで問題を保管するのが嫌だったので断念しました(笑)
周りに仲がいい高得点の人がいる場合は購入不要ですが、点数に伸び悩んでいる人は「高得点の人の下書き・素読み」を見て真似するといいと思います。この動画を見る他に、公認会計士あがりの友人に簿記論の下書きはいろいろと教えて貰って点数が上がりました。
知っていて良かった税理士試験のマメ知識
「知っているか知らないか」で点数が変わるマメ知識をいくつか紹介しておきます。全部知れば10点くらい点数が上がるかも。
当たり前のようにやっている人と、独学やオンライン受講でまったくやっていない人では、ちりつもで大きく差が付きます。
電卓のメモリー機能と÷÷(CASIO電卓の場合)
CASIOとSHARPで操作ボタンが違うのですが、この2つの機能は必須で覚えるべきです。特に時間の足りない簿記論では、これを覚えていないと試験の難易度が1.2倍くらい変わると思います…
割引現在価値を求める時に大きく差が付きます。何かしらで出る可能性が高い。
次は消費税を受ける予定なので、GTも覚えないと。
後TBビリビリ
前TBや株主資本等変動計算書も破る流派の人もいる。
めくる回数を減らして時短する。
勘定科目を短縮する
マイルールを決めて勘定科目を短縮しましょう。画数を減らすことがポイント。
G→現金
当→当座預金
UK→売掛金
KK→買掛金
うて→受取手形
して→支払手形
しじょ→資産除去債務
リ資→リース資産
リ債→リース債務
画数が多い奴は絶対に短縮文字を作っておくべき。銀行勘定調整も「ち」「じ」とかでやってました。
税理士試験にまつわる感謝
ここまでが率直かつ冷血な分析記事でした。
最後はちょっと血の通った感じで、お世話になった方々に感謝を込めて終わりたいと思います。
TAC財務諸表論の小室先生
僕が3月に入学した時、「4月までに講義しっかり追いつけば、まだ受かる可能性はある」と尻を叩いてくれた先生で、僕が税理士試験の講師で初めて話した講師です。
僕は3月入学の時点で遅れたスタートで、先生にも呆れた目で見られるのかと思っていましたが、明確な短期目標を示して頂き、無事にスタートダッシュを切れました。
試験前最後の授業では、学問の神様の鉛筆をくれました。
優しくて、モチベーションを上げてくれる先生でした。ありがとうございました。
ちなみに試験後に点数を伝えたら高くてびっくりしてましたw
「3月に来たときはびっくりしたよ。正直、厳しい戦いだったと思うけど、すごいよ。」と言ってくださいました。
TAC簿記論の安部先生
いわゆる「安部ちゃん」ですね。人気講師ですし収録も担当しているので、TACの生徒だとご存じの方が多いと思います。
6月くらいの沈んでいる時期に、答練をコピーしていたら声をかけてくれて、「点数いい感じだね~~。特に第3問がすごいよ!」と言ってくれました。
沈んでいる時期は、一言の声かけが本当に嬉しく、心の支えになりました。ありがとうございました。
試験後の個別面談は人気過ぎて枠が埋まっていましたが、当日ドタキャンのお陰で話せました。
消費院免の話を伝えたら「もったいないね~!君ならもっといけるよ!ぜひ資格を取った後も相続や法人の授業受けてみてね!勉強のために来てる人もたくさんいるから!」と言ってくださいました。嬉しい🥺
かえる先生
こちらはXでけっこう推してるのでご存じの方が多いかと思いますが。
今回の税理士試験において、精神面で最もインパクトのある影響を与えてくださった先生です。
詳しくは予備校紹介の場所で書きましたが、
点数が伸びない理由が性格面にある人、
自分以外にもいると思うんだよなあ…
メールでも御礼は送付済みですが、改めて、誠にありがとうございました。
税理士YouTuber大河内さん
大河内さんの本は「日常のお金の知識」を学ぶのにめちゃくちゃオススメなので、試験が終わって時間に余裕がある方は全員マンガ読みましょう(唐突な宣伝)
👇詳しくは
大河内さんは以前にイベントで1度お会いしただけで、あちらは覚えてくれていない(はず)くらいの関係性です。他に紹介している人とは別の存在ですね。
この人のYouTube動画で、税理士試験において重要な考え方を話している動画があるので紹介します。
「税理士試験は『実力』×『発揮力』の掛け算で合否が決まる」
と言う話をしています。(詳しくは本動画をご覧ください。)
これは本当にそうだなと思っていて、僕はラスト2ヶ月くらいは「発揮力」の練習ばかりしていました。
・会場は下見に行く(机の広さや椅子の座り心地を確認)
・電卓などは2個持ちにする(不安を消す)
・答練でも素読みやルーティンを全力でやる
・(ラスト3回くらいだけ)答練でも本番と同様に15分前には教材をしまい、あのドキドキするけど教材を確認できない感覚を味わう
・本番と全く同じ時間で答練を解き直す(夜は寝て朝に早起きする)
→本番前日~当日のルーティンを練習する。試験30分前には何をするのか?簿財の間の時間は何をするのか?
ラストスパート模試を解く時は、簿財の間の時間に簿記論の採点をあえてしませんでした。「採点をせずモヤモヤする状態で財表を受ける」という練習を、真剣に取り組みました。
ぶっちゃけ、本試験では自分より実力がある人でも、自分より点数が低い人が沢山いると思っています。
税理士試験は実力だけでは合格できない試験なのではないか、と思って本試験に取り組んできましたが、それが本試験で落ち着いて取り組めた理由なのかなと思っています。
ちなみに、模試の時はまだ発揮力の練習まで出来ておらず、ボロボロでした…👇
事務所の方々(所長など)
ネット上に名前を出すのは嫌がる先生なので、名前は伏せておきますが…
2月くらいから午後勤務にして頂き、7月からは週1勤務にしてくださり、ラスト2週間は完全に休暇。休暇中も家賃補助は出してくれた大先生😭
金銭面と時間面でかなり優遇してくださったお陰で、ラストの伸びを実現することが出来ました。この記事を読むかは分かりませんが、本当にありがとうございました。
仕事早くできるようになりますね、、、、、
🔻僕は仕事ができない無能という話
蒼三華(妻)
内助の功。妻無くして、合格無し。
1月に入籍し、新婚で最も遊びたいであろう時期に税理士試験。妻には寂しい思いをさせました。
試験後は3日連続でデートしました。税理士試験を許してくれているパートナーが居たら皆さまもぜひ感謝しましょう。きっと寂しい思いをさせているから。
🔻1日目
🔻2日目(途中、イクスピアリで自己採点してた)
🔻3日目
ご飯と洗濯で、土台になる生活をしっかり固めてくれました。
心が折れそうなときには、弾丸旅行に付き合ってくれました。
LEC模試を受けた誕生日は全力で家で祝ってくれました。
毎朝、自作のカレンダーから元気を貰って勉強していました。
僕はSNSで自分の努力をいい感じに載せるのが得意なのですが、家庭内の努力って、周りに見えないし数値化できないから分かってもらえない事が多いんですが。三華が居なかったら心が折れていて、試験が不完全燃焼で終わっていたかもしれません。
本当にありがとう😭!!!
感謝は告げられるときに告げる。税理士試験はあくまで人生のオマケ。
前編から読んでくれた方も、後編だけ読んだ方も、最後まで読んでくださってありがとうございます。
税理士試験を受ける理由は人それぞれだと思いますが、僕は1つ「幸せな家庭を作るため」が理由にあります。
アホみたいに金がかかる東京で、家族を養うために、長期的に安定して収入を得られる可能性が高い職業として税理士を目指しました。試験の期間は妻とあまり遊んだりはできませんが、必要なタイミングではじっくりと話し合いをしたり、時には意見もぶつけ合いました。
でも、試験よりも本当の意味で優先度が高いのは家族との時間だ。という当たり前のことをきちんと胸の真ん中において日々勉強していました。
(余裕がない時は考えられてなかったけど…)
受験生のうちは試験に受かることが最優先ですが、本質を見失わずに今後も税理士受験生やっていきたいなと思っています。来年で受験生が終わると良いなあ。
幸せな家庭を作り、幸せな世界を作れるよう、今後もコツコツと努力して精進いたします。
三浦光希
(おわり)
答えられる範囲は限られますが、本記事に関しての質問がありましたら気軽にDMやリプライでお聞きください。
本記事が役立った方は、ぜひ元ツイートや記事のリンクを拡散して頂けると嬉しいです。
🔻税理士を目指し始めた時の動画
試験が終わったら転職や就活をするのがオススメ。
・12月の繁忙期を避けて
・次の試験まで余裕のある
8~10月頃の時期がベストだと思います。
転職エージェントは良い担当者とのご縁が大切。前に交流会に参加して、担当者さんの雰囲気の良かったヒュープロさんのリンクを置いておきます✨ぜひご活用ください!
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