お久しぶりです。てるぞうです!
税理士試験アカウントだと「光希(こうき)」で発信してます。
・1999年6月21日生まれの25歳
・群馬県出身で埼玉大学卒
・代々木上原の税理士法人に勤務
(試験が終わるまで午後勤務、7月~試験は週1出勤)
・本業はインフルエンサー(総フォロワー15万人)
・R6に簿財を初受験(武蔵大学)
とりあえず、2024年8月の税理士試験が終了しました。
結果は11月末くらいになるので、まだ合否は分からないのですが、現状の振り返りを行います。今の気持ちを忘れないように。
コチラの記事は合格体験記ではありません。本記事の価値が出るのは、実際の合格通知が来てからです。あくまで「今の気持ちを忘れないための備忘録」として、エンタメ的にお楽しみください。合格した際には本記事を再度拡散いたしますので、今は読まないという判断をして頂いて、ブラウザバックして頂いてもOKです。
税理士試験の形式
知らない方向けに、まずは税理士試験の形式をざっくり説明。
全11科目のうち5科目に受かって、実務経験などの諸々の条件をこなすと、税理士になれます。
必修科目もあるのですが、今回はその2つである簿記論・財務諸表論(以下、簿財と略します)に挑戦してきました。
試験直後に思うこと
合格しそう?落ちそう?
まだ合否が分からないのですが、自己採点の手応え的には
簿記論→たぶん合格
財務諸表論→たぶん合格
と言ったところです。
3月に予備校に入学した割には、頑張ったと思います…
(12月くらいから独学はしていました)
勉強時間について
合計勉強時間
…1,251h33m
簿記論→566h32m
財務諸表論→649h51m
その他→35h10m
※簿記の資格取得を含めると+100hくらい
前提条件
①基本的に付随時間も勉強時間に含みます。
・ゆるく勉強した時間も含む。
(理論暗記しながら散歩、電車の移動時間など)
・解法を考えたり、下書きの書き方を調べたりした時間も含む。
・受験票の提出や予備校の予想動画を見る時間も含む。
②本気の大学受験を経験しています。
志望校(群馬大学)E判定から2ランク上の埼玉大学に合格した経験あり。
東大生と比べたら当然負けますが、「勉強」のやり方はある程度知っている状態からのスタート。
税理士や公認会計士は一発逆転系の資格として扱われることも多いですが、人生で勉強したことない人だと+500hくらい必要な気はします。
③お金のインフルエンサーしてます。
関係あったような無かったような…という感じですが、ビジネス脳はあるはずなのでお金の動きをすぐにイメージできる方だったとは思います。
貨幣の時間価値の理論を覚えたのにNISAやらない人は謎。お金の価値は落ちる。
④簿記2級まで取得済み。
大手予備校は簿記論450h、財務諸表論450hとネット上の記事で投稿していますが、「450hは少なすぎる!」とみんな言っているので、1300hで受かれたら“やや効率がいい~妥当”くらいの勉強量だとは思います。
各月の勉強時間
簿記3級:30h58m
→1週間合格の合格体験記
簿記2級:67h02m
→2週間合格の合格体験記
11月:17h26m
12月:31h29m
1月:3h23m
2月:94h27m
3月:133h58m
4月:182h09m
5月:183h56m
6月:231h28m
7月:379h05m
8月:53h12m
詳細や各月のメンタルは当時のツイートに残っていますので、気になる方はそちらをご覧ください。
通った予備校
【メイン】
11月~3月頭までは独学。
3月途中からTACの税理士簿財パック速習コースに入学しました。
追加でTAC内のオプション講座
・ファイナルチェック
・最終アシストゼミ
も簿財ともに受けました。
【サブ】
X(Twitter)の受験生界隈では知らない人は居ないかえる先生のオンライン予備校。
財務諸表論のオプション講座だけ受けました。
使った教材
・TACで配布されるテキスト(答練9回+オプション2回)
・かえるの財務諸表論で配布されるテキスト
・TAC、大原、LEC模試
・大原の答練(簿記論のみ)×5
・みんなが欲しかった税理士の教科書&問題集シリーズ(計9冊)
・TAC個別問題集 基礎編
・過去問題集5年分
・会計人コースBOOKS 直前予想問題集
・ネットスクール ラストスパート模試
基本的に全ての答練(簿21回+財16回)と
過去問(5年分)を2周して、
点数が低かったモノは3周しました。
教材を買う際は最新版かしっかり確認して買いましょう。
みんなが欲しかったシリーズは独学でない方は買う必要ないと思います。財務諸表論の理論のやつ⑤だけ買うのは、深堀したい人にはオススメ。基準の原文も最後に載っています。
「答練」=答案練習。本番形式の問題が出されます。各種予備校によって名前が違う事も。
試験日までのおおまかな流れ
11月~2月:経営していたシェアハウスの解体とそれに伴う引っ越し作業であまり勉強できず。独学で戦おうと思っているが、重要な部分が全く分からないため勉強に強弱をつけられず、不安に。
3月:TAC入学。1月スタートのコースに3月から入り、講師に「ナメんなよ~~」と怒られると思いきや、意外と優しく接してくれて感動。スタートダッシュで過去の講義をオンラインで視聴&授業を受ける。
4月:「4月末までに過去の授業をちゃんと見ておいて」と講師に言われたので、その通りに終わらせる。
🔻簿記論 当時の成績(①と②は自宅受験)
🔻財務諸表論 当時の成績(①と②は自宅受験)
5月:勉強はしているものの、伸びているのか不安だった時期。この時期から答練が始まり、基本的には上位30%を目指して勉強。
6月:TAC・大原・LECの模試。ここで鼻をヘシ折られる…
答練では上位を取れていたのですが、模試はずっこけました。特に大原の簿記論。
🔻TAC(6/9)
🔻大原(6/29)
🔻LEC(6/21)←誕生日
ちなみにTAC模試を受けた後に財務諸表論の理論で焦り、かえる先生のオプション講座を追加で申し込みました。(6/16)
6月は会社の業務もあまり覚えられず、自分の会社も寝かせているので稼げず、辛い時期でした…
7月:ひたすらに勉強。謙虚の心を身に着け、ケアレスミスを無くす特訓の日々。
模試の結果を見てわかる通り、特に簿記論がダメだったので毎日2回分ずつ簿記論の答練を解いて基礎力をつけたり、本番慣れするために本番と同じ時間で簿財を解いてみたりしていました。
簿記論はこの時期に一気に高得点の安定感が出てきました。初見の問題でも第3問で40点を超えるようになり、2回目の問題では45点を超えるくらい仕上がっていました。
8月:試験は8月6日。直前はあまり焦らずにゆっくり目のペースでケアレスミスを無くす特訓と本番のイメトレをしてました。どんな問題が出るのか予想したり、訳わからん問題が出た時にどう対処するか考えたり。
答練の段階で基礎力は合格レベルだったので、いかにミスをしないかに全力。
試験前日は美味しいトンカツを食べ、池袋のドーミーインに泊まり、サウナに入って爆睡。ちょっとハイになってましたが、サウナのお陰ですぐに寝れました。
試験当日:
6時ちょい前に起床。ホテルの朝御飯を食べながらゆるりと理論を回す。
ちょっと汚い話ですが、このタイミングでトイレ(大)を済ますことが出来たので、安心して会場に向かえました。
7:15に予約していたタクシーで会場に向かいました。やれることは全部やる。1年早く税理士になればタクシー程度の出費は誤差です。
7:30頃に武蔵大学に到着。下見は7月の頭頃にしておいたので、会場による緊張は無し。
8:00まで外で待たされ、8時になってから会場に案内されました。部屋に実際に入ったのは8:20くらい。
調査した中では広めの机がある部屋だったので当日は「ラッキー!!」と思いました。
武蔵大学の場合は8号館の机が縦に狭い。
エレベーターも乗らないといけないし、ややハズレ部屋。
僕は1号館の地下で受けました。縦も横も広かったのでアタリ会場かなと思います!
隣の席の男性が風邪をひいていたのか、せき込んでいたのと、やや汗臭かったですが、「風邪ひいてるのに大変やなあ」と思いながら試験を受けていました。
両隣の男性は2人とも目が血走っていたので、「夜緊張して寝れなかったのかなあ…かわいそうに」とか考えていたら試験の解説がスタート。
「飲み物は1L以下を1本のみ机に置くことが許されています」
おっと、机の上に3本も置いてるのは俺だけか。と思い水をカバンにしまいました。
頭の中でルーティンを思い出し、表紙を見たら問題が24Pで、大問1と大問2の回答要求が凄い数。素読みの段階で
「こりゃ~~~やばいな。大問3でどれだけ取れるかが勝負になりそう。」
解答要求1つにつき置かれる点数が高いため
とか、
「大問1は本支店かな~~」
とか思ってました。(たぶん皆が思ってたw)
そして本番スタート。
9:00【簿記論】
問題を開いた瞬間に心の中で大爆笑。
「退職給付で25点はヤバすぎ~~~~~!!!!」
「こりゃあ大問1から解く人が勝手にコケるから平均点低そうだなあ。」
「給付算定式基準とか、期間定額基準とか、リサイクリングとか、簿記論しかやってない人は知らんやろ。(うささんとか、かさんとか、事務所の同期とか、大丈夫かなあ…)」
「よし、こいつは最後にテキトーに埋められるだけ埋めて10点くらい入ってたらラッキーな奴やな。」
9:02
大問2を開く
「これもなんか難しそうだな…でもまあ大問1よりはマシだから読んだらできそうだし、大問3の後にやるべー」
(この時は自己新株予約権に気づいてなかった)
9:04
大問3を開く
「オーソドックス!!!」
いつも通り後TBを破り、問題を解きました。大問3は得意で、60分ジャストで37/40か所埋められたので、正直この時点で
「あ、個別問題で大こけしなければもう受かったな」
と思っていました。
10:00
そして大問2へ。表現の仕方はあまり見たことが無いパターンでしたが、1つ1つの会計処理はオーソドックス。どんどん埋めました。20分くらいで全部埋めて(2)へ。
「自己新株予約権!???」
無理だったのでテキトーに埋めて次へ
10:25
「さてやるか~~~」
この問題は文章を読むしかないなと思ったので、読める限り読んで埋められるだけ埋めました。
10:50
思ったより埋められない、、、、
でも、埋められる場所は埋めたな。
「自己採点の精度上げたいし、答えでも移しておくか~。」
11:00 おわり
「廊下の地べたに座る人も多いと言ってたな。さっと出てベンチ取っちゃお」
11:10
ベンチ獲得&おにぎりもぐもぐ
「でも地下は空気薄いし嫌だな、地上で散歩しよ」
11:20
おさんぽ
割と合っていた直後振り返りのボーダー予想をツイートしたりした。
12:00
教室に戻る
12:15
財務諸表論の解説スタート
解答用紙の素読み
「お。取得原価基準のべた書きありそうだな。大原模試に感謝。」
12:30
本番スタート
「棚卸きたーーーーーー。やっぱりあったな取得原価基準。」
12:45
大問2
「社債発行差金wwww」
「これ、かえる先生のオプション講座で見たな。確か昔は繰延資産だったやつだ。つまりどっちかは繰延資産として考える…」
「たぶん、前払いだなあ。」
「でもとりあえず、のれんの方が全員出来そうだから先に書くか~」
べた書き
「社債発行差金は書けるだけ書いて…」
よし計算やるぞ~
13:10
正誤表を読む
「製造業もどきかあ。この按分ができるかどうかで合否が分かれそう。めんどいなあ。」
「正誤表が無かったらこれ見落としてたかもなあ。ラッキー」
問題を進める
「これ全然終わらないな、、、、、」
14:00
「まあ皆終わらないだろうけど、ちょっと急ぐか~」
14:30
おわり
「マジで終わらないww」
たぶん皆終わってないだろうし、Xでも見るか
やっぱり皆終わってないな。
とりあえず戦えたから、解答復元だけするか。
…
おわり。
後編に続く。
教材、予備校、講師の方々について詳しく振り返ります。
🔻続編はコチラ
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試験が終わったら転職や就活をするのがオススメ。
・12月の繁忙期を避けて
・次の試験まで余裕のある
8~10月頃の時期がベストだと思います。
転職エージェントは良い担当者とのご縁が大切。前に交流会に参加して、担当者さんの雰囲気の良かったヒュープロさんのリンクを置いておきます✨ぜひご活用ください!
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