今回は「退職所得控除」と退職金にかかる税金の計算法について解説します!
退職金の手取りがいくらになるか把握しておくことは、老後の生活設計のためにも重要です。
退職が近づいている人も、そうでない人もこの機会に勉強しましょう!

目次
退職所得控除とは
「退職所得控除」は退職金を一括で受け取るときに使える控除のこと。
「控除」は「差し引く」という意味です。



控除によって収入から金額を差し引くことができ、税金が減ります。
▽控除については詳しくはコチラ
あわせて読みたい






控除とは?節税につながる魔法の言葉✨【iDeCo】【ふるさと納税】【企業型DC】
「iDeCoは控除でお得らしい!でも控除って何?」「節税に興味があるけど…どういう仕組みなの?😭」「2種類の控除があるらしい!何それ😱」 実は日本人全...
退職所得控除はいくらになる?
退職所得控除の金額は勤続年数によって決まります。
退職所得控除の計算方法は↓







20年を超えると毎年70万円増えるため、勤続年数が長いと有利な仕組みになっています。
退職金の税金の計算
退職金にかかる税金には所得税と住民税があります。
それぞれの計算方法を解説します!
退職金にかかる所得税の計算
①退職所得控除額を求める(前項で解説済み)
②課税退職所得金額を求める→(退職金の額−退職所得控除額)÷2
③退職金の所得税額を求める→課税退職所得金額×所得税率−控除額(所得税率と控除額は↓を参照)



④復興所得税額を含めた総額→③で求めた退職金の所得税額×1.021
※復興所得税2.1%を足すという意味
退職金にかかる住民税の計算
住民税の求め方は簡単!
所得税の計算②で求めた課税退職所得金額×10%
実例を用いて計算してみよう!
【実例①】勤続期間10年2か月、退職金800万円を受け取るケース



【実例②】勤続期間38年、退職金3000万円を受け取るケース



さいごに



今回は退職所得控除と、退職金にかかる税金の計算法について解説しました!
退職金と別にiDeCo(企業型DC)の一括受け取りがある場合は、計算が少し複雑になります💦
次の記事でわかりやすく解説しますのでお楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございました。
▽質問があればオープンチャットで気軽に質問して下さい!



▽退職金を補うのに最適な「iDeCo」の資料請求はコチラ(無料)








